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ストーリー

陸前高田の漂流ポスト(その1) 「あなた」に届いたかな

森の中にたたずむ「漂流ポスト3・11」。手前の看板は開設時に赤川勇治さんが手書きで作った=岩手県陸前高田市で2018年9月26日、小川昌宏撮影

 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市の森の奥に、円柱形の赤い郵便ポストがひっそりと立っている。震災などで亡くなった人への思いを託す「漂流ポスト3・11」。手紙の差出人は、大切な家族や友を失った人たちだ。

 この森でカフェ「森の小舎(こや)」を営む赤川勇治さん(69)が「文字に表すことで、胸に閉じ込められた悲しみが少しでも和らぐなら……」と2014年3月に据え付けた。これまでに、全国から500通以上の行く当てのない手紙が届いた。

 <○○ちゃんの結婚式に呼ばれたんだ。あなたが座る席に、お母さんが座ります。ばあちゃんの着物、津波にどっぷりつかって2カ月目、タンスを見つけて洗って濃い色に染め仕立て直したの。ばあちゃんの想(おも)いも込めて着ていくね。あなたのお嫁さん姿、見たかったよ。あなたが産んだ孫だっこしたかったよ>

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