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悼む

俳人・岡本眸さん=9月15日死去・90歳

=2007年12月19日、馬場理沙撮影

俳句は愛と優しさ 岡本眸(おかもと・ひとみ)さん=老衰のため、9月15日死去・90歳

 生粋の東京っ子。さわやかな感覚と細やかな愛情を表現し、現代俳句を支える女性の第一人者の俳人だった。

 銀座通りに都電が走っていたころ、日本橋の会社の役員秘書をしていて、毎日、都電で通勤した。会社の職場句会の事務をして、当時の大俳人の富安風生に出会ったのが道を変えた。いや、もともとシナリオライターを目指していたというから言葉のセンスは抜群。初めての句集「朝」を出したときから、その現代感覚はずぬけていた。

 <春の都電光りて中の夫(つま)見えず>。下町の新婚の家の朝の出勤風景。「いってらっしゃい」と都電の…

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