サウジアラビア

記者死亡 トルコ、「隠蔽」暴く 連日の報道、世論形成

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サウジアラビア総領事館の外でカショギ氏の写真を掲げて抗議する人権活動家ら。事件を巡っては発生直後から連日、国内外で報道され関心が高まった=トルコ・イスタンブールで8日、ロイター
サウジアラビア総領事館の外でカショギ氏の写真を掲げて抗議する人権活動家ら。事件を巡っては発生直後から連日、国内外で報道され関心が高まった=トルコ・イスタンブールで8日、ロイター

 【エルサレム高橋宗男、ベルリン中西啓介】サウジアラビアが政府を批判してきたサウジ人記者、ジャマル・カショギ氏の死亡を一転して認めた事件で、トルコはしたたかな戦術でサウジ側の説明責任を求める国際世論を形成することに成功した。トルコの当局者が国内や米国のメディアに流す情報が事件を白日の下にさらし、サウジ側の「隠蔽(いんぺい)」を突き崩した格好だ。

 今月2日にカショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で行方不明になって以降、サウジ側はカショギ氏に関し「総領事館を立ち去った」として殺害疑惑を否定してきた。トルコ当局は一切、捜査情報を公表していないが、匿名のトルコ当局者の情報を基に、詳細な殺害状況が連日報道され、カショギ氏の死亡は国内外で既定の事実として認知されるようになった。

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