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【カイロ篠田航一】サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で死亡した事件で、国営サウジ通信などは22日、サルマン国王とムハンマド皇太子がカショギ氏の息子に電話し、弔意を伝えたと報じた。息子は2人に謝意を述べた、としている。
皇太子が事件に関与した可能性も指摘される中、遺族に哀悼の意を表することで疑惑の目をそらす狙いもあるとみられる。
サウジ検察当局は20日、カショギ氏は館内でサウジ人容疑者らと口論になり、殴り合いの末に死亡したと発表した。ただ意図的な殺害は否定し、遺体の所在も明らかにしていない。皇太子の関与の有無についても言及はなく、サウジ指導部は情報機関幹部らを解任して「情報機関の暴走」を強調し、早期の幕引きを図っている模様だ。
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