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 慣れ親しんだ大映京都撮影所を去ったとはいえ、馬場正男の映画の仕事は途切れず続く。1983年10月の退職時、京撮は「瀬戸内少年野球団」を撮影中で、馬場も美術スタッフの一員だった。瀬戸内海の島々を回ってロケ撮影した。

 東京への配転話が持ち上がったのは、前半の撮影を終えたあたり。辞めて少しして、追加撮影があるからとお呼びがかかる。「社員とフリーになってからと、立場を変えて参加したことになりますな」

 大映時代からよく仕事をした友人からも、引き続き一緒にやろうと声がかかった。工務店を営む一方で映画の…

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