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軍国写影 反復された戦争/83 ひそむ朝鮮人差別、官民一体に=広岩近広

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 植民地・朝鮮の独立運動の根拠地とされた中国東北部・間島(かんとう)で起きた日本領事館襲撃事件(1920年10月)は、日本軍によって鎮圧された。だが、武力による弾圧の矛盾と限界を露呈したのも事実である。

 しかし、日本政府と軍部は朝鮮半島の支配を続け、抗日の朝鮮人を「不逞(ふてい)鮮人」と呼んで圧力を加え続けた。そうした政府の対応が、朝鮮人への差別を強めた。

 シベリアからの撤兵を表明すると、ウラジオストクでは日本人の引き揚げが始まった。政府は旅費を貸与し、船舶を無償提供するなどの支援をしている。だが、朝鮮人には冷たかった。

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