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寄稿

自治の文化失うな 吉田寮問題、京都大当局は話し合いを=中島京子(小説家)

築105年の京都大吉田寮=京都市左京区で2018年8月2日、川平愛撮影

 「ワンダーウォール」というドラマを観(み)た。

 朝の連続テレビ小説「カーネーション」などを手掛けた渡辺あやさんが脚本を書いていて、監督をつとめたのはNHK京都放送局の25歳のディレクターだそうだ。

 舞台は「近衛寮」という大学の自治寮で、老朽化から廃寮の危機にある。ドラマでは、大学側が学生との対話を拒む姿を、学生課に突然現れた仕切りの壁(ウォール)で象徴的に示していた。怒鳴り合ったり、殴り合ったりしない、体温の低そうな現代の若者たちが、それでも自分たちのだいじな場所について考え、迷い、葛藤するドラマはとても新鮮で引き込まれ、「経済効率」とは相いれない「なにか」についても、考えさせられた。「近衛寮」のモデルは、京都大学に実在する築105年の建築、吉田寮だという。

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