三菱重工

MRJ開発に2200億円支援 三菱航空機の財務改善

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三菱重工の支援で今後の行方が注目される「MRJ」=愛知県豊山町で2016年9月、木葉健二撮影
三菱重工の支援で今後の行方が注目される「MRJ」=愛知県豊山町で2016年9月、木葉健二撮影

 三菱重工業は、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発する子会社の三菱航空機に対し、2200億円規模の財務支援をする方針を固めた。負債が資産を約1100億円上回る債務超過の状態を解消する。MRJの2020年半ばの納入に向け、財務基盤を再構築する。【柳沢亮】

 2200億円のうち、三菱重工がこれまでに貸した1700億円は三菱航空機が株式を発行し、三菱重工が引き受ける「債務の株式化」の形で支援。残りの500億円は、三菱重工が債権を放棄する。三菱航空機の債務超過額は18年3月期で1100億円に上るため、三菱重工の宮永俊一社長は年度内にも債務超過を解消する方針を表明していた。

 三菱航空機は08年から本格的にMRJの開発に着手し、13年後半に全日本空輸に初号機を納入する予定だった。しかし、設計変更や開発トラブルが相次ぎ、これまで納入時期を5度延期。現在は20年半ばに90席級の「MRJ90」、21年後半~22年前半に米国で需要の高い70席級の「MRJ70」の納入を目指している。開発費用は当初の約5倍となる8000億円規模に膨らむ見通しで、現状のままでは債務超過額の拡大が避…

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