損害賠償

余命伝えず医師を提訴「残りの人生違っていた」

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 今年1月に乳がんで死亡した大分市の女性(当時57歳)に余命1カ月との診断結果を告知しなかったため、残りの人生を家族で充実させることができなかったとして、遺族が女性の通院先のアルメイダ病院(同市宮崎)を運営する市医師会と主治医に対し、慰謝料など3190万円の損害賠償を求める訴訟を大分地裁に起こした。遺族側は「死が迫っているとは考えておらず、残された時間で女性の希望に沿ったり、共に多くの時間を過ごしたりできなかった」と主張している。

 提訴は先月13日付。今月26日に第1回口頭弁論がある。訴状などによると、女性は2005年ごろ乳がんを患い、09年に再発。肺などに転移していたため、同病院に通院して抗がん剤治療を受けていた。今年1月25日、医師に電話で下痢の症状を訴えたが、容体を尋ねたり、来院を勧めたりすることはなかったとしている。しかし、翌日午前3時半ごろに容体が急変。同病院に緊急搬送されたが、死亡した。

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