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身体障害者補助犬キャンペーン20年 補助犬シンポに寄せて/中 「身体障害者補助犬」誕生 /兵庫

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衆院予算委員会を傍聴するため、車椅子の木村佳友さんと赤じゅうたんを進むシンシア。介助犬として国会に最初の一歩を残した=1999年2月1日、加古信志撮影
衆院予算委員会を傍聴するため、車椅子の木村佳友さんと赤じゅうたんを進むシンシア。介助犬として国会に最初の一歩を残した=1999年2月1日、加古信志撮影

仕事ぶり、国会動かす 宝塚市「シンシアのまち」を宣言

 宝塚市議会が1998年12月に「介助犬の公的認知を求める意見書」を可決した翌年2月。当時38歳だった木村佳友さん=宝塚市=は介助犬シンシアと共に国会にいた。介助犬が国会に入るのは初めて。「バリアフリー社会を推進する点から意義がある」と衆院議院運営委員会理事会は説明し、シンシアと木村さんに衆院予算委を傍聴することを許可した。

 国会での介助犬シンシアの「仕事ぶり」のインパクトは絶大だった。どんなに議場がざわついても、木村さんの指示のない限りは、じっと伏せている。その姿は介助犬がペットと全く異なる存在だと理解させ、国会議員を動かすのに十分だった。

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