- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

文化勲章の受章が決まった劇作家・評論家の山崎正和氏(84)と陶芸家の今井政之氏(87)に、選ばれた喜びと今後への思いを聞いた。(文化功労者の喜びの声は27日朝刊に掲載します)
今後も書き続ける 山崎正和さん 劇作家・評論家
劇作家、評論家、後進の育成。さらにサントリー文化財団設立など社会文化活動への参加。いくつもの顔を併せ持ち、特定の分野を極める芸術家や研究者とは一線を画す。「こういう人間に文化勲章を与えるということは、日本社会の変化の兆しではないか」と分析、笑顔を見せた。
佐藤栄作政権ではブレーンを務めるなど政界との関わりも長い。先見的な提言を示し、幅広く活躍してきたが、そんな経歴を「運命だった。自分がやったという気持ちには全くなりません」と振り返る。「受章は通過点で、ますます精進しますとは申しません」とユーモアを交えつつ、「考えることや書くことは私の体についた習慣になっているので、これからもやめないと思う」。【須藤唯哉】
この記事は有料記事です。
残り344文字(全文762文字)