メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

論点

「明治150年」の意味

成田龍一氏

 近代日本の幕開けとされる明治元年(1868年)から今年で150年。安倍晋三政権による「明治礼賛」が際立つ中、23日には政府主催の記念式典が東京で開かれた。だが、高度成長期と重なった50年前の「明治100年」の高揚感にはほど遠く、地方の反応もさまざまだ。社会や経済が様変わりした今、「歴史の区切り」を記念する意味は。

 「明治150年」の位置づけは50年前(1968年)の「明治100年」と比較すると分かりやすい。半世紀で日本社会は決定的に変わった。グローバル化の進展などで、日本という国家単位の歴史を国民がアイデンティティーのよりどころとしにくくなり、今回は主に地域単位のイベントで「明治維新150年」が記念されている。

 明治100年の政府主催記念式典は、東京五輪(64年)と大阪万博(70年)という高度成長期を象徴する国家イベントの間で祝われ、会場は日本武道館だった。今回は経済的に停滞した時代のただ中で、式典会場も憲政記念館と、日本武道館に比べて狭い。

この記事は有料記事です。

残り4157文字(全文4585文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 医師と歯科医師24人を行政処分 厚労省発表

  2. 乗用車がトレーラーに追突、男女3人死亡 苫小牧

  3. 「やる気ないなら担当変える」河野行革相、放送規制改革で文化庁に発破

  4. ドローン最前線 政府機関、中国製ドローン新規購入を排除 情報漏えい・乗っ取り防止を義務化

  5. 虫歯治療後に2歳死亡 福岡の小児歯科元院長を近く在宅起訴へ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです