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三枝聖さん=虫から死後経過時間を推定する「法昆虫学者」

三枝聖(さいぐさ・きよし)さん(46)

 左手に紙コップ、右手にピンセットを持ち、死体と向き合う。司法解剖などが行われる法医解剖室。執刀医でも警察官でもない、世界で数少ない「法昆虫学者」。人の死体を食べている昆虫を証拠として分析し、死後経過時間を推定する。

 国内でまだ知られていない法昆虫学は、海外で有用性が注目されつつある。韓国の旅客船セウォル号沈没事故(2014年)をめぐり、背任容疑などで指名手配されて、変死体で発見された運航会社会長のケース。死体に付着したウジの産卵日時を調べて、死後経過時間を割り出した。

 学生時代はモグラやネズミといった野生の小型哺乳類の染色体について研究し、修士号を取得。その後、岩手…

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