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毎日新聞経済面に連日連載の経済コラム。経営者や経済評論家らが独自の視点で、経済の今とこれからを展望する。

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未来価値とサグラダ・ファミリア=経営共創基盤CEO・冨山和彦

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 先日、スペイン・バルセロナの世界遺産「サグラダ・ファミリア」(聖家族教会)がバルセロナ市に約47億円支払うことで133年ぶりに違法建築状態から脱するというニュースが話題となった。

 そのニュースが流れる直前、当地にある欧州で老舗のビジネススクール、IESEを訪問し、世代を超える超長期プロジェクトマネジメントのケーススタディーとしてサグラダ・ファミリアについて学ぶ機会を得た。

 サグラダ・ファミリアは、カタルーニャが生んだ大建築家ガウディ(1852~1926年)が後半生をささげた未完の教会建築だが、あれだけの建築物である以上、もちろん金は必要だし、地域コミュニティーの支持も不可欠だ。しかも建築には、ガウディ自身が生きている間には絶対に完成しない途方もない長期間が予定されていた。

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