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卓球Tリーグ

上々の船出 観客計1万人、試合レベル高く

両国国技館で開幕した卓球の新リーグ「Tリーグ」=東京都墨田区で2018年10月24日午後6時39分、和田大典撮影

 卓球の新リーグ「Tリーグ」が開幕した。24、25日の男女開幕戦は東京・両国国技館で開かれ、2日間の観客数は計1万人を超えた。上々の滑り出しだが、試合が想定の2時間を超えるなど運営面に課題も残った。先々の集客や財政面を不安視する声もある。

    試合時間短縮、地域密着に課題も

     開幕戦には張本智和や平野美宇ら国内のトップ選手のほか、海外からも多数の選手が参加した。「2日間レベルの高い試合を見せてくれた。試合の見せ方に反省点は残るが、非常に満足いく内容」と松下浩二チェアマン。日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長も「国内で強い選手と戦いながら技を磨くことができる。東京五輪に向けて大きな追い風になる」と意義を強調した。

     ただトップ選手は五輪出場を懸け、世界ランキングに直結するワールドツアーに参戦する必要があり、常時、Tリーグに出場するのは難しい。また開幕戦では最高10万円の特別価格で販売されたチケットも、今後は1万8000円から2000円の通常価格。会場も全国各地のアリーナや体育館となるため、平均観客数の目標も約2000人にとどまる。26日は東京都立川市の女子の会場が約1200人、名古屋の男子の会場は700人を下回った。リーグ関係者は「開幕戦は打ち上げ花火。本当の勝負はこれから」と気を引き締める。

     関係者によると、リーグ全体の初年度の運営費の目標額は約30億円。試合前の交響楽団の演奏や派手な照明などエンターテインメント性を追求して高く見積もる。入場料収入だけではまかなえず、大口のスポンサーを集められるかが鍵となる。

     そのためメディア露出が重要になる。Tリーグはテレビ放送を意識し、試合は2時間以内を目指す。時間短縮のため選手がボールを拾う必要のない「マルチボールシステム」も採用。「サーブは20秒以内」など独自ルールも設けたが、開幕戦は男女とも2時間を超えた。松下氏は「タイムアウトの廃止も考えたい」と話す。

     理念に掲げる地域に密着できるかどうかも課題だ。来月からはホーム&アウェー方式で開かれるが、会場確保の難しさもあって北海道や北陸など本拠地とかけ離れた地域での試合もある。スポーツ経営に詳しい高橋義雄・筑波大准教授は「東京五輪でスポーツは山場を迎える。それまでに卓球の価値を上げ、ビジネスにつなげる必要がある」と指摘する。【田原和宏】

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