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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第77期名人戦A級順位戦 糸谷哲郎八段-豊島将之王位 第17局の5

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上部脱出に望み

 図の[後]7五歩を見た控室では「後手ペースだと思うけど、ちょっと変調では?」という声が上がっていた。しかし、変調というのは違う。豊島はそもそも形勢を楽観していなかった。だから性急な攻めは禁物と、手渡しの[後]7五歩で力をためたのだろう。

 手番を得た糸谷は、何かありそうと攻めの糸口を模索するが、具体的な順が見つからない。[先]2二歩で[先]6四桂[後]6三金[先]5一角打の強攻は以下[後]同飛[先]同角成[後]同玉[先]5二飛[後]4一玉[先]5三桂成[後]9五角[先]7七歩[後]5一銀(参考図)であと一押しが足りない。

 糸谷は[先]2二歩~[先]6一角と丸い駒をやりくりして攻める。しかし豊島の[後]4七歩が厳しい。その後も正確な寄せで先手玉に迫っていく。糸谷が対局室の周辺をさまよっている。廊下を歩くたびにみしみしときしむ。

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