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YKK、富山へ本社機能一部移転 「もの」「ひと」「まち」を創出=編集局・中西満

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YKKグループが手がける次世代型省エネ住宅「パッシブタウン」=富山県黒部市で、中西満撮影
YKKグループが手がける次世代型省エネ住宅「パッシブタウン」=富山県黒部市で、中西満撮影

 ファスナーや窓、ドアなどを扱うYKKグループは、北陸新幹線開業(2015年、長野-金沢間)と同時期に、東京にある本社機能の一部を富山県黒部市に移管。さらに、同市で新たな街づくりプロジェクトをスタートさせた。市も同社と連携、地域活性化につなげる考えだ。地方創生にかけた取り組みを追う。

東京から230人が異動

 「YKKグループの工場と社員が住宅で使う電力使用量は、黒部市全体の50%を占める」。YKKグループの黒部市における比重の高さを示すエピソードだ。人口約4万1000人の同市に生産・研究開発拠点「黒部事業所」を置き、関係会社を含め約7000人が働く。本社機能の一部移転では約230人が東京から黒部市に異動、同市に新しい刺激を与えている。

 YKKグループは、ファスナー大手「YKK」と窓やドアなど建材大手「YKK AP」の2社が中核で、グループ売上高は7477億円(18年3月期)。同市と隣接する富山県魚津市出身の創業者・吉田忠雄氏が1934年、東京・日本橋でファスナーの販売を始めた。太平洋戦争末期の東京大空襲(45年)で工場が全焼した。いったん魚津市に移り、広い土地を求め黒部市で工場を稼働したのが55年。その後、黒部事業所は「技術の…

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