メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

藤原帰一の映画愛

ガンジスに還る インドを舞台に描く、世代間ギャップの「普遍」

 ガンジス川のほとり、バラナシ。昔はベナレスと表記したところと申し上げれば思い当たる方も多いでしょう。映画でいえば、ほら、「大地のうた」3部作の主人公オプーが少年時代を過ごしたのがこの町。限りある地上の生が永遠の時と出合うような聖地です。

 で、この映画、筋書きだけを要約しますと、死の迫る男が、息子とともにその聖地バラナシに行き、自分が死ぬ時を静かに待つというお話です。これだけだと、インド世界の伝統に寄り添うような物静かで威厳のある作品になりそうですが、まるでそうじゃない。古いインドと新しいインドが出合い、ぶつかるようなお話です。

 老境に入ったダヤが、夢を見た。その夢は自分の死期を告げるものだと確信したダヤは、息子、息子の嫁、そ…

この記事は有料記事です。

残り1283文字(全文1600文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 桜を見る会招待者名簿、資料要求の日に廃棄 「シュレッダー空いてなかったから」

  2. 沢尻エリカ容疑者逮捕にNHK放送総局長「遺憾」「反社会的行為は容認できない」

  3. 卓球の水谷選手への恐喝未遂容疑で駒大生2人と少女を逮捕

  4. 小6女児が2日前から行方不明 大阪府警、情報提供呼びかけ

  5. 社会 札響コンサートマスター大平さんALS告白、退団へ 被災者支援に尽力

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです