電動自転車

高齢死者9割 乗用中の事故増加 免許返納後の「足」 17年

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 運転免許を自主返納した高齢者ドライバーが、車に代わる生活の足として電動アシスト自転車を利用するケースが増えている。一方で関係する事故はここ10年で倍増し、乗用中の死者の9割は65歳以上の高齢者が占める。車体の重さやスピードの出やすさから衝突時の衝撃が大きくなる危険があり、専門家は注意を呼び掛けている。【高井瞳】

 今年6月の朝、愛知県蟹江町の交差点で、88歳男性と69歳女性がそれぞれ乗った2台の電動アシスト自転車が出合い頭に衝突し、男性が頭を強く打つなどして死亡した。現場は信号機がなく見通しも悪かった。

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