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「新芸」とその時代

(50)新芸と日本の音楽家Ⅰ 柳川守

1950年に来日したラザール・レヴィ(左)と柳川

才能を見いだされて

 「君は4、5年もたてばホロヴィッツのようなピアニストになるに違いない」

 1950年10月に来日したフランスのピアニストでパリ国立高等音楽院教授、ラザール・レヴィ(1882~1964年)は、公開講座で一人の少年が弾いたショパンのソナタ(第2番)を激賞した。少年の名は柳川守(1932年生まれ)。前年(49年)の第18回音楽コンクール(毎日新聞社、日本放送協会主催)で第1位特賞を受賞していた。レヴィは「できうる限りのレパートリーをもって国際的なコンクールに出なさい。出場すれば必ず認められるに違いない」と太鼓判を押し、フランスに留学するならできる限り援助すると申し出た。

 当時の柳川は奈良の五條高校在学中で、その後東京芸術大学に進み安川加寿子に師事したが、中退して195…

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