メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

東九条マダン

崇仁で 26回目、初めて地域外へ 打楽器演奏やお囃子会 3日 /京都

東九条マダンに向け、旧崇仁小学校の校庭でリハーサルをするプンムル隊=京都市下京区で、南陽子撮影

[PR]

 在日コリアンが多く暮らす京都市南区東九条で1993年から毎秋開かれてきた祭り「東九条マダン」が、26回目の今年は初めて地域を出て、北隣の下京区・崇仁地区にある旧崇仁小学校で3日に開催される。「マダン」は朝鮮語で「広場」を意味し、ルーツやアイデンティティー、障害の有無、老若男女を問わず誰でも歓迎。近年は4000人超の来場がある。四半世紀にわたり積み重ねた交流を糧に、新たな出会いの場を広げる。

 昨年6月から東九条マダンの実行委員長を務める梁説(ヤンソル)さん(48)は「マダンをもっと開かれたものにしたい。隣の崇仁地区で開くことで、予期せぬ化学変化やつながりが生まれるかもしれない。その変化を25年やってきたマダンは受け止めることができるはず」と語る。

 東九条と、部落差別に苦しんできた崇仁は高瀬川の流れでつながっている。梁さんは「かつては互いに寄り添って生きてこなければならなかった歴史があった」と話す。これまでも旧崇仁小の体育館や教室を借り、マダンの参加者が朝鮮半島の打楽器の練習をしたり、工作の作業をしたりしてきた。

 打楽器による花形演目で総勢100人のプンムル(農楽)隊には、朝鮮半島にゆかりのなかった人も多く参加している。崇仁で生まれ育った浦宏年さん(41)も昨年からソゴと呼ぶ小太鼓の演者として加わり、「人とつながる楽しさをもっと経験できたら」という思いもあったという。

 浦さんは「崇仁は人が減って寂しくなっている。太鼓の音を聞いたり、皆が笑っている顔を見たりして楽しんでもらえたら」。崇仁自治連合会長の菱田不二三さん(68)は「開催を機に良い交流を続けたい」と話す。8月の夏祭りにはマダンの打楽器演奏を招いており、3日のマダンには崇仁のお囃子(はやし)会が二十数年ぶりに参加するという。

 また、市立芸術大の崇仁への移転も控え「自然・多文化共生・アート」をキーワードに、地区を越えた別の連携の催しも9月末から始まっている。

 マダンでは市立芸大生もトロンボーン四重奏を披露。打楽器などの体験コーナーや飲食物の出店もある。雨天の場合は翌4日開催。実行委(075・661・3264)。【南陽子】

〔京都版〕

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ラグビー元日本代表、湯原祐希さん死去 36歳 トレーニング中倒れ

  2. ORICON NEWS 女優・階戸瑠李さん、急死 31歳 16日放送『半沢直樹』に出演

  3. 「サカキバラとは違う。必要に迫られて」 座間事件9人殺害・白石被告一問一答(その1)

  4. 「絞首刑は痛いみたいだから、それは嫌だな」 9人殺害・白石被告一問一答(その4)

  5. 「男性については唯一明確な殺意があった」 9人殺害・白石被告一問一答(その2)

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです