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月刊・時論フォーラム

社民政党の衰退/自動車課税の対立/京大吉田寮退去通告

「メルケルが我々を滅ぼす」と書かれた横断幕を掲げ、難民受け入れ政策を批判するAfD支持者=ベルリンで2018年5月27日、中西啓介撮影

 欧州で社会民主主義政党の退潮、ポピュリズム政党の台頭が続く。吉田徹氏はその実態を踏まえ社民主義の課題を論じた。井手英策氏は自動車課税に関連して公正な税負担のあり方を、石原俊氏は京都大の廃寮問題から大学自治の危機を指摘した。

 ◆社民政党の衰退

二極対立を乗り越えよ 吉田徹

 10月14日に行われた独バイエルン州議会選挙では、連邦政府の連立与党である保守、キリスト教社会同盟(CSU)が10ポイント以上得票率を減らし、「歴史的大敗」を喫した。比較第1党の地位は死守したものの、2000年代後半の一時期を除いて戦後一貫して同党が多数派を形成してきた「保守の牙城」バイエルンでの凋落(ちょうらく)は明らかだ。同州議会選挙が重要なのは、連邦制をとるドイツ上院は州政府代表が集う場であり、かつ同州の経済でのウエートが高いためだ(スウェーデンとほぼ同等のGDP=域内総生産)。28日のヘッセン州議会選挙でも与党キリスト教民主同盟(CDU)が議席減、メルケル首相が党首辞任を表明した。

 ブレニングが指摘するように、17年に連邦議会に初進出を果たした極右「ドイツのための選択肢」(AfD…

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