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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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強制不妊手術 与党WT救済案 「もっと意見聞いて」 被害者ら対象拡大求める

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 旧優生保護法下で不妊手術を強いられた障害者らへの救済策を検討している政府・与党のワーキングチーム(WT)が31日にまとめた救済法案の基本方針は、被害者側の希望とは大きな隔たりがある内容となった。家族や支援団体からは「当事者の意見やアイデアにもっと耳を傾け、想像力を働かせて」などと提言や要望が相次いだ。【清水晃平、平川昌範、日下部元美、岩崎誠、遠藤大志】

 「国家賠償訴訟の被告でもある厚生労働相がトップの機関で審査の独立性が担保されるのか」。10歳ごろに睾丸(こうがん)を摘出されたとして国に3300万円の賠償を求め、熊本地裁で争っている渡辺数美さん(73)=熊本県=の弁護団の小野寺信勝弁護士は、救済対象の審査機関を厚労省内に置く案に懸念を示した。

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