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「研究不正」どう防ぐ 黒木東京大名誉教授が語る

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過度の成果主義を見直し、自由に意見を述べられる「心理学的な安心」が研究不正防止に必要と語る黒木登志夫・東京大名誉教授=京都市上京区の同志社大学で、菅沼舞撮影
過度の成果主義を見直し、自由に意見を述べられる「心理学的な安心」が研究不正防止に必要と語る黒木登志夫・東京大名誉教授=京都市上京区の同志社大学で、菅沼舞撮影

 データ改ざんや論文盗用など科学者・研究者による「研究不正」を考える講演会が10月23日、京都市上京区の同志社大であった。関連の著書がある東京大名誉教授の黒木登志夫さんが、不正が相次いで起きる背景や防止策について語った。同志社大の「研究倫理向上ウイーク」(10月15日~11月2日)の一環。【菅沼舞】

 黒木さんによると、研究不正は(1)真実への背信(捏造(ねつぞう)、改ざん)(2)信頼への背信(盗用、非再現性、不適切な研究)(3)真実・信頼への背信による健康と生命への危険(生命倫理無視、生命・健康被害)に3分類できる。

 黒木さんは(1)について、STAP細胞論文問題を含む国内外の3例を挙げて共通点を分析。研究者は若く、有名な指導者の下につき、論文は「ネイチャー」や「セル」といった影響力が大きい科学誌が掲載していた。

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