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がん治療薬

オプジーボ、他社やらぬものを 小野薬品社長

インタビューに答える小野薬品工業の相良暁社長=大阪市中央区で2018年10月31日午後6時4分、猪飼健史撮影

 ノーベル医学生理学賞に決まった本庶佑(ほんじょ・たすく)・京都大特別教授との研究を基にがん治療薬「オプジーボ」を開発した小野薬品工業の相良暁社長が31日、毎日新聞の取材に応じ、「研究に携わることができ、(その成果を)我々が患者に届けられる巡り合わせに感謝している」と話し、本庶氏への謝意を示した。

 同社は、本庶氏らが免疫細胞の表面にあるたんぱく質「PD-1」が免疫のブレーキ役になっていることを発見した成果を基に、オプジーボを開発し、販売している。薬は本庶氏と特許を共同保有し、同社の業績も支える。

 同社は当初、がん領域の創薬経験がないうえ、中堅メーカーであることから開発に乗り出すまで時間を要したという。免疫療法への信頼性が低く、研究開発に熱心な同業者がなかなか見当たらない中で、「ユニークなものに焦点を当て、他社がやらないものをやろうとしてきた社の方針に合致した」と胸を張る。

 一方で、本庶氏が受賞決定の記者会見で「全く研究には貢献していない」と同社を批判した経緯があり、相良社長は「『全く』というのは違う。京大と基礎研究への貢献に関する確認書も作成している」と主張。研究費の支援を1980年代から続けたことにも触れた。

 本庶氏はノーベル賞の賞金や小野薬品から入る特許使用料を生かし、生命科学分野の若手研究者を支援する考えを示している。相良社長は「基礎研究は大事。いい話だ」と賛同したが、会社としての具体的な支援への関与については「見通しが立っていない」と述べるにとどめた。【釣田祐喜】

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