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平成あと半年/下 天皇と元号、分離図る政府 GHQ圧力から続く苦心

元号を平成に改める政令の書類に署名される天皇陛下=宮殿の鳳凰の間で1989年1月7日(代表撮影)

 旧憲法で「統治権ヲ総攬(そうらん)」する元首だった天皇は、新憲法で「国政に関する権能を有しない」象徴となった。一方で「天皇が時間を支配する」観念に基づく元号は維持され、政府は整合性に苦心し続けてきた。

 象徴に沿った元号法制化は、終戦翌年に試みられていた。吉田茂内閣は1946年11月8日に「元号は、政令で、これを定める」とした法案を閣議決定。旧憲法下で明記された天皇の手続きへの関与は記さなかった。その5日前に新憲法が公布されており、政府も模索の最中だった。

 ストップをかけたのが日本占領中の連合国軍総司令部(GHQ)だ。日本側とのやり取りが国立国会図書館に残る。「極秘扱」の印が押された手書きの会談録を保管していたのは、当時の法制局次長・佐藤達夫。11月15日の会談でのGHQ側の発言者は、新憲法草案を作成した民政局次長・ケーディス大佐だった。

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