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西山勝夫(にしやま・かつお)さん(76)
「戦争に協力した医学関係者の過ちを繰り返させたくないのです」
戦時中に中国人捕虜らへの人体実験を重ね、細菌兵器などの開発を進めた旧日本軍「731部隊」の調査・研究にこの20年間、取り組んでいる。
今年1月、国立公文書館とのやりとりの末、731部隊員ら約3600人の実名や階級、1945年当時の連絡先が記された名簿のほぼ全部開示にこぎ着けた。8月には、名簿に解説をつけた「留守名簿 関東軍防疫給水部」(不二出版)を出版した。
米軍に研究成果を渡すことと引き換えに責任追及を免れた隊員も多いとされる。「全隊員の実名が明らかになるのは初めて。隠された真実を解明する一歩に」と語る。
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