京都市西院老人デイサービスセンター(京都市右京区)で、高齢の利用者が有償で働くことを通じ、社会参加を目指す取り組みが始まった。
西院デイサービスの利用者は今年8月から、京都市中京区のセレクトショップ「mumokuteki 京都店」で販売する木製のまな板とカッティングボードの製作の最終工程に携わっている。先月、施設を取材した日には70代から90代の女性6人が「出勤簿」に押印して活動を開始。真剣な表情で木にやすりをかけ続ける。作業をした海老愛子さん(90)は「削っているうちに愛着がわく。作業に集中する間は腰の痛みも忘れる」と笑顔を見せた。
デイサービスで利用者は運動や歌唱などを楽しむことが多い。センターの河本歩美所長(46)は「利用者がやりがいを感じて取り組めることをしたい」と検討。利用者の活動に施設内で急須を洗うなど「働く」ことを取り入れると、外出への意欲が増すなど好ましい変化があり、発展させた形で木製品の作業の取り組みを始めた。雇用契約とは違う「有償ボランティア」の活動で、売り上げの一部を利用者に支払う。
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