衛星測位

「みちびき」運用開始 誤差最小6センチに

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測位衛星「みちびき」3号機を搭載し、打ち上げに成功したH2Aロケット35号機=鹿児島県南種子町で2017年8月19日午後2時29分、野田武撮影
測位衛星「みちびき」3号機を搭載し、打ち上げに成功したH2Aロケット35号機=鹿児島県南種子町で2017年8月19日午後2時29分、野田武撮影

 世界最高レベルの精度を誇る日本の衛星測位システム「みちびき」の運用が1日、始まった。政府は今後の宇宙の商業利用の柱と位置づけており、民間利用がいかに進むかがカギになる。

 みちびきは、日本の上空に長時間とどまる特殊な軌道(準天頂軌道)を回り、「準天頂衛星システム」とも呼ばれる。政府は1号機を2010年に、2~4号機を17年に打ち上げ、運用に必要な4基態勢を確立した。現在は米国の全地球測位システム(GPS)と併用して使うが、23年には、GPSに依存せず運用できる7…

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