連載

ラテンアメリカから

ブラジルを中心に中南米の話題を取り上げます。

連載一覧

ラテンアメリカから

ブラジル大統領選 極右候補勝利の背景

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
自宅の前に立つボルソナロ氏支持者のイウダ・シルバさん=サンパウロで10月19日、山本太一撮影
自宅の前に立つボルソナロ氏支持者のイウダ・シルバさん=サンパウロで10月19日、山本太一撮影

 南米一の大国ブラジルで来年1月、新大統領に極右、社会自由党のジャイル・ボルソナロ下院議員(63)が就任する。差別的な発言やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用する政治手法などがトランプ米大統領と共通し、「ブラジルのトランプ」と呼ばれる異色の人物だ。過去4回の大統領選で勝利した左派、労働党の候補者が敗北した背景には、汚職への不満や深刻な治安の悪化があった。

 現在の大統領は中道右派、ブラジル民主運動党のミシェル・テメル氏(78)。ただテメル氏は、ルセフ前大統領(70)が政府会計を不正操作した罪で罷免されたことを受け、2016年に副大統領から昇格した大統領であり、国民の直接選挙を経ていない。それまでは2002年にルラ元大統領(73)が初当選して以降、4回連続で労働党の候補者が勝っていた。

この記事は有料記事です。

残り2182文字(全文2537文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集