- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

赤や黄に色付き始めたモミジや柳が立ち並ぶ京都市の鴨川沿いを自転車に乗った若者が軽やかに走り抜けていく。四条通に出て、歌舞伎発祥の地に建つ「南座」の前を通り過ぎ、少し走ると、雑居ビルに消えていった。中国出身の厳慶文(げんけいぶん)さん(28)が向かった先は、無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン、東京)が今年6月に開設した開発拠点だ。
カフェのような静かなオフィス(京都市下京区)では、真剣なまなざしでパソコンを操作する技術者の姿があった。人工知能(AI)を搭載し、声でLINEのメッセージを送るスピーカーの開発を行う。勤務する19人のうち約半数は外国人で、拠点開設に合わせた社員募集では外国人が約800人と8割を占めた。
この記事は有料記事です。
残り289文字(全文602文字)