メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

シンポジウム

西郷どん、抱えた矛盾 繊細かつ不器用、今も魅力

 <日曜カルチャー>

 NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」にちなんだ特別展を開催中の鹿児島県歴史資料センター黎明(れいめい)館(鹿児島市)で、西郷隆盛(1828~77年)をテーマにしたシンポジウムが先月開かれた。安政の大獄から禁門の変、長州戦争、王政復古と戊辰(ぼしん)戦争を経て廃藩置県、征韓論、西南戦争へと、幕末維新史の政局で存在感を示し、明治国家の功労者から反逆者へと振幅も激しかった西郷。時代の変化の中で求められて頭角を現したが、逆に自らの中に矛盾を抱えていった姿が浮かんできた。【大森顕浩】

 薩摩藩で重要人物に浮上したきっかけは、名君として知られる藩主・島津斉彬(なりあきら)による登用だった。中国・清のアヘン戦争敗北、琉球の英仏艦来航など、西洋列強の動向に危機感を抱き、大砲や洋式軍艦建造による軍事力強化と近代産業振興を図った。一方で開国論を基に朝廷と幕府が協力しあう公武合体策を進め、一橋慶喜の将軍擁立を目指した。斉彬が西郷を抜てきしたのは、農政に対する意見書の提出がきっかけだったとさ…

この記事は有料記事です。

残り2178文字(全文2628文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「ヒステリックブルー」元ギタリスト、強制わいせつ致傷容疑で逮捕 埼玉県警

  2. 真面目なラブホテル苦境 給付金もGoToも対象外 「推奨されていい」はずなのに

  3. 台風で常磐線、久留里線、鹿島線が計画運休 成田線も見合わせの可能性

  4. 世界遺産の高野山参詣道に溝を掘った疑い 80代を書類送検 「1人で掘った」

  5. 「もうええわ」ふるさと納税返礼品業者の叫び 指定取り消しの高知・奈半利町

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです