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作家

「役に立つなら」村上春樹さん自筆原稿、早大に寄贈

所蔵資料の寄贈と文学に関する国際的研究センター構想についての記者会見で、サインした「騎士団長殺し」英訳版を渡す村上春樹さん=東京都新宿区で2018年11月4日午後4時24分、宮武祐希撮影

「ノルウェイの森」など自筆原稿、海外出版書籍、レコードも

 作家の村上春樹さん(69)が直筆原稿や世界で翻訳・出版された自身の著作、蔵書、レコードのコレクションなどの資料を、母校の早稲田大に寄贈することになった。村上さんと早大が4日、東京都新宿区の同大で記者会見を開き、発表した。寄贈の作業は2019年度から始まり、早大はキャンパス内に「村上ライブラリー」(仮称)をはじめ、文学に関する国際的研究センターを設置する方針。

 村上さんは「40年近く書いてきて、生原稿や資料がたまって自宅にも事務所にも置ききれなくなった。散逸したら困る。母校の早大が場所を作ってくれることになり、僕の作品を研究したい人の役に立てれば、それに勝る喜びはない。僕の作品に限らず国際的な文化交流のきっかけになればと思う」と話した。

 村上さんは1975年、早大第1文学部卒。村上作品は50言語以上に翻訳されており、海外の研究者も多い。また、村上さんは数多くのアメリカ文学作品などを自ら翻訳してきた。鎌田薫・早大総長は「今年初めに寄贈の意向を聞き、即座に受け入れたいと考えた」と経緯を述べた。

 村上さんによると、国内で記者会見するのはデビュー作「風の歌を聴け」が81年に映画化された時以来で37年ぶり。海外では06年のカフカ賞(チェコ)受賞の際に会見した例がある。【大井浩一、大原一城】

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