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【エルサレム高橋宗男、カイロ篠田航一】サウジアラビア政府を批判してきたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された事件で、トルコのエルドアン大統領は2日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)に寄稿し、「サウジ政府の最高レベルから殺害命令が出ていた」との認識を示した。焦点のムハンマド皇太子の関与には言及しなかったが、「(皇太子の父の)サルマン国王が命じたとは思わない」と指摘した。
エルドアン氏はこれまで、トルコとの関係が深いカタールとの断交など、一連のムハンマド氏の対外政策を批判。事件を巡りサウジと決定的に対立することは避けつつも、真相究明を緩めない姿勢を対外的に示すことで、ムハンマド氏を追い込み、その影響力低下を狙っているようだ。
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