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米中間選挙

女性候補、史上最多 差別的トランプ氏に反発

黒人女性初の州知事を目指すステイシー・エイブラムズ氏(左)と、選挙集会の応援に駆けつけたオプラ・ウィンフリー氏=米南部ジョージア州アトランタ近郊で2018年11月1日、AP

 【ロサンゼルス長野宏美】6日投開票の米中間選挙では、上下両院と州知事選にいずれも史上最多の女性候補が出馬している。この中には性的少数者(LGBTなど)や先住民らも含まれ、それぞれ「米史上初」の当選を目指す。トランプ大統領の差別的な言動に反発し、女性や少数派の権利が後退することへの懸念が多様な候補の出馬に反映されている。

イスラム教徒、先住民も出馬

 南部ジョージア州知事選ではステイシー・エイブラムズ候補(民主党)が黒人女性初の知事の座を狙い、共和党の白人男性候補と激戦を繰り広げている。2020年の次期大統領選への出馬待望論がある黒人女性の人気司会者、オプラ・ウィンフリーさんも1日、アトランタ近郊の集会に応援に駆けつけ、「歴史を作る絶好の機会だ」と訴えた。

 今回は上院(定数100)の35議席、下院(同435)の全議席、全50州のうち36州の知事選が改選される。現在の女性の割合は上院が23%、下院は19・3%、知事は12%だ。

 ラトガース大学「米国女性と政治センター」の調査では、今回の女性候補は上院選が22人、下院選が235人。このうち8割は野党・民主党が擁立した。女性候補が増えた背景には、トランプ氏の女性蔑視的な発言に加え、反セクハラ運動「#MeToo」があるとみられる。

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズによると、上下両院選と知事選には、黒人や中南米系など白人以外の人種的少数派から215人、性的少数者も26人の候補がおり、同紙は「米史上最も多様な候補が出た中間選挙だ」と分析している。

 パレスチナ移民を親に持つ中西部ミシガン州下院選のラシダ・タリーブ候補(民主党)と、ソマリア難民だったミネソタ州下院選のイルハン・オマル候補(同)は、女性のイスラム教徒として初の連邦議会議員になる可能性が高まっている。

 また、西部ニューメキシコ州下院選のデブ・ハーランド候補(同)と中西部カンザス州下院選のシャリス・デービッツ候補(同)は、先住民女性初の連邦議会議員になるのが有力視されている。

 東部バーモント州では、男性から女性になったクリスティーン・ハルクイスト候補(同)が初のトランスジェンダー知事を目指す。

 少数派は民主党支持者が多く、多様な候補の擁立が議席増につながるか注目される。

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