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奈良県の挑戦/11 若年性認知症 講演続け、介護大賞 /奈良

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デイサービス施設の「kumiki」でパソコン作業中の横田宏之さん。右は施設管理者の藤田浩司さん=奈良市中山町で、高村洋一撮影
デイサービス施設の「kumiki」でパソコン作業中の横田宏之さん。右は施設管理者の藤田浩司さん=奈良市中山町で、高村洋一撮影

 生駒市立緑ケ丘中の国語科教諭、横田宏之さん(53)は若年性認知症と診断されて昨年3月に休職せざるを得なかった。しかし、認知症の当事者であるのと、趣味の落語を生かした語りの面白さから講演依頼が相次ぎ、既に約30回に上る。今年度の「奈良介護大賞」にも選ばれた。認知症になっても、さまざまな支援によって自立生活の期間を伸ばすことが健康寿命延伸につながる。横田さんが毎日通うデイサービス施設「kumiki」(奈良市中山町)で前向きな生き方に触れた。【高村洋一】

 横田さんは中学校でクラス担任やクラブ活動の顧問も楽しく続けていた。「飛鳥亭みやび」の芸名で、学生時代から古典落語に親しみ、毎日放送テレビの人気番組だった「素人名人会」で8回連続名人賞の記録を持つ。

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