秋季四国地区高校野球大会
高松商、3年ぶりV 鉄壁の守備、松山聖陵降す /香川
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第71回秋季四国地区高校野球大会(四国地区高野連主催)は4日、高松市生島町のレクザムスタジアムで決勝があった。小刻みに加点した高松商(香川1位)が松山聖陵(愛媛3位)を3-1で降し、3年ぶり9回目の優勝を決めた。大会の成績は、来春の第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の出場校を選考する際、重要な資料となる。優勝した高松商は、明治神宮野球場(東京)で9日に開幕する明治神宮野球大会に四国代表として出場する。【潟見雄大、遠藤龍】
▽決勝
松山聖陵(愛媛)
010000000=1
11010000×=3
高松商(香川)
高松商が堅い守りで接戦を制し、優勝を決めた。一回、四球などで2死三塁とし、立岩の適時打で先制。四回には飛倉の中前打などで好機を作り敵失の間に追加点を奪った。先発の中塚は7回1失点の好投。八回からはエース香川が継投し、2回を被安打1、3奪三振で締めた。守備も無失策でもり立てた。松山聖陵は二回、折田の中前打などで2死三塁とし湧川の中前打で同点。その後も好機を作ったが、打線がつながりを欠いた。
仲間を信じ冷静に投球 高松商・香川卓摩投手(2年)
八回無死一、二塁、登板直後に迎えたピンチでも冷静だった。チームは七回裏1死満塁の好機をものにできず、このまま得点を許せば流れが相手に傾く。「打てなくてごめん、抑えてくれ」。仲間が頼りにする声を重圧に感じず、笑顔を返す余裕もあった。連続三振などでピンチを脱し、九回も3者凡退。四国の頂点に立ったことを知らしめるように、マウンドで高々と人さし指を上げた。
昨秋の四国大会。県勢対決となった英明との準決勝で先発し、屈辱のコールド負け。自信のある球をことごとく痛打されるたび、いらだちを表に出した。「自分が抑えないと負けると思っていた」
だが新チームで後輩を引っ張っていく立場になり、「独り相撲」は消えていく。周りを見渡せばこの日の決勝で好投した中塚公晴投手(2年)や、堅守で支えてくれる野手がいた。「信じて開き直って投げればいい」。そんな心境で球を握ると、窮地に動じなくなっていた。
直球の最速は140キロ台に乗り、変化球のキレも増した。それでも「一番成長したのは気持ちの面」と語る。昨年の悔しさを糧に優勝をつかみ取ったこの日、「四国の代表としてふさわしい投手に成長したい」。さらに上を目指そうと決めた。【潟見雄大】
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