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ブリュッセル支局の八田浩輔特派員が、国際ニュースの速い流れに埋もれてしまいがちな欧州の話題を分野問わず取り上げます。

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「子供の心に種をまく」 北欧アーティストの願い

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北海の魚をモチーフにした作品。プラスチックごみを使ったワークショップでノルウェーの子供が作製した=Prestgaard/Andersen
北海の魚をモチーフにした作品。プラスチックごみを使ったワークショップでノルウェーの子供が作製した=Prestgaard/Andersen

 オスロで取材を終えた帰り道、通りかかったノルウェー議会前に飾られていたモザイクアートのポスターに引き寄せられた。モチーフは北海に暮らす鳥と魚。海岸で拾ったプラスチックの破片を重ねあわせてノルウェーの子供たちが創作したものらしい。

 監修した2人組のアーティスト、カリ・プレストガードさん(31)とアスター・アンデシェンさん(62)はこの日、議会から依頼されて広場に張ったテントでワークショップを開いていた。のぞいてみると、意外にも大人たちが楽しそうに作品づくりに励んでいる。

 ワークショップの流れはとてもシンプルで、トレーに用意された色鮮やかなプラスチック片を組み合わせて鳥や魚を作るだけ。材料のプラスチックは、ノルウェー沿岸のほか英国やスペインなど旅先や各地のアーティスト仲間を通して集めたごみだ。仕上げた作品は台紙の上で写真に撮った後は、ばらしてプラスチックを再使用する。

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