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女子ゴルフ

畑岡奈紗、米ツアー2勝で新たな歴史 最年少3年6カ月更新(スポニチ)

女子ゴルフツアーTOTOジャパンクラシック最終日(2018年11月4日 滋賀県 瀬田GC北C=6659ヤード、パー72)

 首位と4打差の3位から出た畑岡奈紗(19=森ビル)が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算14アンダー、202で逆転優勝を果たした。6月の米ツアー初優勝に続く2勝目。19歳10カ月での米ツアー2勝目は、野村敏京の持つ23歳4カ月を抜く最年少記録となった。今大会の日本人優勝は、11年の上田桃子(32=かんぽ生命)以来7年ぶり。日本で開催される唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で、千両役者ぶりを発揮した。

     右手で何度もガッツポーズを繰り返した。最終18番でピン奥3メートルからのバーディーパットを沈め、優勝を手中に収めた瞬間。畑岡は喜びを爆発させた。

     「勝ちたい、と強い気持ちを持っていた大会。米国に行って、成長したところを見てほしかった。日本で勝つことができて、本当にうれしいです!」

     首位と4打差で迎えた最終日。10番までに5つ伸ばし、首位に立っていたリーを逆転した。しかし、試練が待っていた。11、12番で連続ボギー。シガンダに並ばれると、13番パー4でも第2打がグリーンに乗らず28ヤードを残すピンチを迎える。そんな状況で生きたのが米ツアーで覚えた技。「グリーンが受けている。54、58度(のウエッジ)では1ピン手前にキャリーしないと寄らない」とPWを手に、転がしで1メートルに寄せてパーセーブ。試合で使ったのは初めてで「3連続ボギーだと立て直せなかった。大きかった」と振り返った。

     環境への適応は成功に必要な要素の一つ。参戦2年目。各国から選手が集まる米ツアーになじんでいる。先週のスウィンギングスカート台湾選手権。アリヤ・ジュタヌガーンに誘われ、初優勝のN・コルダを祝福するウオーターシャワーに加わった。最終日前夜にはS・スミス夫妻と食事に出かけ、験担ぎも兼ねて?「カツ丼」をチョイス。英語も上達しており、リスニングに関してはスムーズにできているという。

     6月の試合のない週には同じ飛行機に乗っていたアリヤとモリヤのジュタヌガーン姉妹と連絡先を交換したこともあった。自ら連絡し、姉妹が所有するフロリダ州のコースで練習。直後には母の博美さんに「うらやましいなぁ」とこぼした。ツアー2勝を挙げた今は「少し余裕も出てきたし、自分を強くするためにも米国に拠点が必要と思っている。暖かいところかな」。環境を整備し、さらなる上を目指すつもりだ。

     この勝利で賞金ランクは7位から5位へ浮上。日本人最年少記録で2勝目を挙げたばかりだが、新たな目標ができた。「この2勝はどちらも3日間大会。4日間大会で勝ちたい」。今週を休養に充てて臨む15日開幕のツアー選手権。4日間大会の今季最終戦で、2年目の集大成を見せる。

     ▼日本人の米ツアー2勝 宮里藍は09年7月のエビアン・マスターズで初優勝し、翌年2月のホンダLPGAで通算2勝目。24歳7カ月は日本人最年少だった。16年2月にISPSハンダ女子オーストラリアオープンで初優勝した野村敏京は、同年4月のスウィンギングスカートLPGAクラシックで2勝目。当時23歳4カ月で、2勝目の最年少記録を更新していた。

     ▼LPGA小林浩美会長 畑岡さんは調子が必ずしもベストではなかったが、最終日にスコアを伸ばせたのは素晴らしい。まだまだ優勝できそうで楽しみです。

     ▼A・ジュタヌガーン 奈紗は飛距離が出てショットも正確。ショートゲームも上手。素晴らしい選手。

     《落ち着きぶり「さすが」初コンビ森本キャディー》畑岡と初コンビを組んだキャディーの森本真祐さん(45)は「さすがの一言です。普通はピンチになるとイライラしたり、ふてくされたりするものですけど、ずっと落ち着いていました」と感心しきり。12番でボギーを叩いた後に畑岡から「スイング、速いですか?」と尋ねられ「ちょっと力が入っているんじゃない。プロアマみたいな気持ちでやればいいんじゃない」と的確なアドバイスを送り、優勝をアシストした。(スポニチ)

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