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漆黒を照らす

/69 紛争地取材考える 現場の今、伝える使命 /大阪

ISの拠点だったシリアのラッカを取材する玉本英子さん。紛争地の現場と今を伝えるのがジャーナリストの使命だ=2018年10月、アジアプレス坂本卓さん撮影

 シリアで3年4カ月にわたり武装勢力に拘束されていたジャーナリストの安田純平さんが解放され帰国したが、途端に一部メディアやネット空間で、「外務省が退避勧告しているのにシリアに入った」「危険地域の取材は外国メディアに任せればいい」という非難が沸き起こっている。私は中東の紛争地を訪れたことはないが、強権国家の北朝鮮、中国を長く取材してきた。安田さんとは、マスメディアに所属しないフリーという立場も含めて「同業」だ。その視点から紛争地取材についての考えを記したい。

 まずは前提から。報道機関は紛争・戦争を取材しなければならない。使命と言ってもいい。また、市民はそれを要求しなければならない。なぜか? 紛争地や戦場は国家が極大の暴力を国策として行使する場所だからだ。どの国家も大義を掲げ、正当性を主張する。それが本当か、国民と国際社会は監視しなければならない。現場では、自国の兵士も傷つき死ぬ。他国の無辜(むこ)の民を誤爆などで死なせることもある。捕虜虐待や残虐行為…

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