メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

北海道地震

2カ月 積雪前に転居決意 液状化の札幌・清田

自宅(右)を見つめる堤浩章さん。前の道路は工事のため舗装がはがされた=札幌市清田区里塚で2018年11月4日、土谷純一撮影

 最大震度7を記録した北海道胆振(いぶり)東部地震から6日で2カ月。液状化と大規模な土砂流出で住宅約300棟が被害を受けた札幌市清田区里塚地区では、住民の転居が相次ぐ。堤浩章さん(29)の自宅は地震直後、目立った損壊はなかったが、建物の傾きが次第に拡大。積雪期を前に離れることを決めた。市は宅地の再整備を進める方針だが、堤さんは「もうここに戻ることはないだろう」と話す。

     2階建ての自宅は35年前、両親が購入。現在は3人で暮らす。9月6日午前3時過ぎ、激しい揺れに襲われた。夜が明けると近くの道路は陥没、傾いている家が目に入った。造成の際に山を切り崩し谷を埋めた場所と知ったのは地震後だった。自宅は市の被害認定調査で地下に空洞ができている可能性を指摘されて「大規模半壊」と判定された。

     札幌市の積雪は2月に70センチを超す。「大量の雪が積もったら危険」と考えた堤さんは父武男さん(70)を説得し転居を決めた。引っ越し先は未定だが「ここに家を再建することは難しい」と話す。

     札幌市は10月18日の住民説明会で、更地にして道路と一緒にかさ上げする場合、市の事業とする方針を示した。宅地の地盤改良費などについては、補助金は出るが費用の多くは個人負担だ。調査は年末まで、本格着工は来春以降となる。

     堤さんは自宅を取り壊すことは決めたが、年越しはここで迎えるつもりだ。「生まれ育った家で最後の正月を迎えて、気持ちよく去りたい」【土谷純一】

    おすすめ記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 元吉本新喜劇座長で喜劇役者 木村進さん死去、68歳
    2. ORICON NEWS 内野聖陽、『きのう何食べた?』細部までいき届いた繊細な演技に絶賛の声
    3. 春の叙勲 令和初、4225人が受章
    4. 大きな虹 福岡の空に
    5. バーガーキング大量閉店も「撤退の予定ありません」 新たな20店舗はどこに?

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです