メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

中国

「国際輸入博」開幕 習主席、外資の権利保護を約束

上海で開幕した「中国国際輸入博覧会」で演説する中国の習近平国家主席=5日、共同

 【上海・工藤哲、北京・赤間清広】中国の市場開放をアピールする「第1回中国国際輸入博覧会」が5日、上海で開幕し、14億人の巨大市場開拓を目指す170カ国超、約3600社が出展した。習近平国家主席は開幕式で輸入を拡大し、外資系企業の権利保護など市場環境も改善させると約束。「一連の改革を通じ、今後15年間のモノとサービスの輸入額は計40兆ドル(約4500兆円)を超える見通しだ」と明かした。

     米中貿易戦争が激化する中、習氏は今月末の主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせてトランプ米大統領と会談する方向で調整している。輸入博開幕式でも会談を見据え、中国の市場開放努力を強調する姿勢が目立った。

     習氏は「開放は進歩をもたらし、閉鎖性は後退につながる」などと、市場開放を加速させる考えを繰り返し強調した。「閉鎖的」「国内企業優先」と批判されている市場環境についても、外資系企業に対する投資制限の緩和や、知的財産権侵害に対する罰則強化など改善に取り組むと明言。一方で、国際社会に対し「保護主義には明確に反対すべきだ」と呼びかけ、「米国第一」を掲げ貿易相手国に一方的に制裁措置を科すトランプ政権の手法を強くけん制した。

     習指導部は自国で開催する国際イベントを通じ、対外関係の強化を図る「ホームゲーム外交」を重視しており、輸入博をその目玉と位置づける。10日までの期間中、外国企業が出店するブースにバイヤーなど40万人以上の国内関係者が詰めかけ、中国の購買力の高さを世界に印象付ける作戦だ。

     日中の関係改善の流れを受け、日本からは国別で最多の430超の企業・団体が出展。習氏も開幕式で日中韓自由貿易協定(FTA)の交渉加速にあえて言及するなど日本側に配慮を示した。

     互いに報復関税を掛け合う米国からも約180社(国別で3位)が出展を決めており、米国企業の中国市場に対する関心の高さを裏付けた。

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. ゆるキャラ GPは志木の「カパル」 注目の四日市は3位
    2. 北海道 函館山ロープウェイ開業60周年 無料開放
    3. 兵庫・篠山市 「丹波篠山市」変更が賛成多数 住民投票
    4. 高校ラグビー 大阪第3地区は常翔学園に
    5. 社説 「イッテQ」にやらせ疑惑 うやむやでは済まされぬ

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです