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SUNDAY LIBRARY

小林 聡美・評『おんなふたり 奥の細道迷い道』『ふたつの夏』

◆『吉行和子・冨士眞奈美 おんなふたり 奥の細道迷い道』吉行和子・冨士眞奈美/著(集英社インターナショナル/税別1400円)

◆『ふたつの夏』谷川俊太郎・佐野洋子/著(小学館/税別1500円)

 毎月楽しみにしている句会を、このところ立て続けに欠席している。というのも、夏の終わりからつい先だってまで、舞台の仕事をしていたからである。句会はたいてい、仕事をしている人でも出席しやすい日時に設定されるわけだが、舞台の場合はちょうどその時間帯が本番。終わって駆け込めば句会に間に合うとしても、舞台の間は心身共にいっぱいいっぱいになりがち。句会を愉(たの)しむ余裕を絞り出すのはなかなか難しい。でも一方で、俳句のアタマはそんないっぱいいっぱいの心身をほぐしてくれる作用もあるのだった。

 俳句ロスな日常の中、緩やかに俳句の世界に浸れたのが『吉行和子・冨士眞奈美 おんなふたり 奥の細道迷い道』。対談形式で、おふたりの俳句とのかかわりや思い出、俳聖芭蕉についてなど、朋友同士、忌憚(きたん)のない楽しい会話が続く。吉行和子さんと冨士眞奈美さんといえば、はずせないのが岸田今日子さん。そもそもこの3人が仲を深めたのも、句会だったという。それを知って妙に納得。本の中で冨士さんは、俳句をやって…

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