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熱血!与良政談

長年、政治の裏側を取材してきた与良正男専門編集委員が、永田町に鋭く斬り込みます。

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民主主義が古来の伝統!?=与良正男

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 一瞬、あぜんとした後、「むしろ、こうした考えの方が今の自民党の主流なのかもしれない」……と私は深いため息をついた。

 自民党の稲田朋美筆頭副幹事長が国会の代表質問で、聖徳太子の十七条憲法にある「和をもって貴(たっと)しとなす」を引用し、「民主主義の基本は日本古来の伝統だ」等々と主張した一件だ。

 いくらなんでも無理な解釈であることは既に多くの識者が指摘している。

 百歩譲って、この一文が稲田氏が言うように「多様な意見の尊重と、徹底した議論による決定」という民主主義の伝統が古くからあった証しだとするのなら、なぜ戦前、異論を弾圧し、戦争に突き進んでいってしまったのか、より深い考察が必要なはずだ。ところが、それには一切触れない。

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