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診断後の混乱を支え=国立がん研究センター東病院 がん相談統括専門職 坂本はと恵

 「最近、主治医の先生と上手にコミュニケーションが取れないんです。先生の話す専門用語がうまく理解できず、苦手意識が生じたことがきっかけです」

 20代の娘さんといつも連れ立って外来受診されていた50代女性の言葉です。後日、娘さんが1人で相談に来た際には「いつも明るくて社交的だった母が、がんになってからめっきり口数が少なくなりました。今まで一度もそんな母を見たことがなかったので、すごくつらいです」と打ち明けてくれました。

 当初、「これは主治医の診療態度への指摘だろうか」と感じましたが、真意は異なっていました。本人とご家族は、がん診断直後の混乱の中、必要な情報を得ることも、本来のコミュニケーション力を発揮することも困難な状態でした。主治医もどこかしっくりこないコミュニケーションに違和感を感じつつも、原因をひもとくほどの時間を確保できないままに悩んでいたことが、その後明らかになりました。

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