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論点

米下院、民主が奪還

中林美恵子 早稲田大教授

 型破りな「トランプ政治」に民意の審判が下された。6日の中間選挙で大統領の与党・共和党は上院多数派の座は維持したものの、下院では「反トランプ」を掲げて攻勢をかけた野党・民主党が過半数を奪還。両院で多数派が異なる「ねじれ議会」となる。有権者の判断と米政治の先行きは。日本、国際社会との関係はどうなる。

大統領に若者が反旗 中林美恵子・早稲田大教授

 中間選挙の結果には、米国社会の分断が強く反映されたと言える。下院で民主党が過半数を奪還したのは「トランプ大統領に対して、議会が持っているチェック・アンド・バランス(抑制均衡)の機能を働かせてほしい」「民主党に調査権限を行使してほしい」という有権者の意向が投票行動に表れた結果と解釈していいだろう。

 投票率が上がったのもトランプ氏が移民や社会保障の問題などで危機をあおり、国民間の分断がより深まったためだ。有権者は危機感がなければ投票に行かない。トランプ氏の言動は「トランプ氏と同じ政党の候補者を落選させたい」と思う人たちをも刺激してしまった。特にトランプ氏の超保守的な発言や政策に危機感を覚え、移民や銃規制、(心と体の性が一致しない)トランスジェンダーなどの問題で多様性を主張する「ミレニアル世代…

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