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サル

市街地で目撃情報相次ぐ 専門家「近づかないで」

民家の屋根の上で目撃されたサル=兵庫県西宮市花園町で2018年10月27日午後4時30分、西宮市提供

 大阪、兵庫両府県の市街地で10月下旬、サルの目撃情報が100件以上相次いだ。大阪府北部の山を下ったサルが大阪市内を西に移動し、兵庫県西宮市周辺から山に戻ったとみられる。移動距離は50キロ以上。専門家によると、サルは秋から冬にかけて繁殖期に入り、オスがメスを求めて市街地に迷い込んだ可能性がある。自治体の担当者らは「今後も出没する恐れがあるので近づかないで」と注意を呼び掛けている。

     発端は10月23日午後。大阪府豊中市の住宅街でサル1匹が歩いているとの目撃情報が市に寄せられ、25日までに市内で計22件に上った。ツイッターでは「豊中市の真ん中でお猿さんがいるなんて不思議」などの書き込みが相次いだ。

     大阪市の淀川、東淀川、西淀川の3区でも24~28日に計30件以上の目撃情報があり、豊中市から南下したとみられる。淀川区に住む高校3年の男子生徒(18)は27日早朝、登校中にサルを見かけ、スマートフォンで動画を撮影した。サルは道路を悠然と歩き、後ろ足で顔をかく仕草も。西淀川区の男性会社員(37)は27日昼、住宅の屋根に座るサルを見た。他にも民家の庭で柿を食べたり、河川敷を疾走したりする姿が報告されている。

     その後、隣接の兵庫県尼崎市などで目撃が増加。29日、山のふもとにある同県西宮市の公園を最後に情報は途絶えた。けが人は確認されていない。

     府などによると、サルが集団で生息しているのは箕面市や高槻市の山中。豊中市で目撃されたサルとは別に、高槻市と隣接する茨木市からも大阪市内に入った目撃情報もある。

     サルの生態に詳しい金沢忠博・大阪大大学院教授(比較発達心理学)は「11月は交尾期なので、メスを求めて移動するうちに市街地に入ってしまったのでは」と推測。大谷洋介・大阪大特任講師(霊長類生態学)は「市街地でこれだけ目撃情報が多発するのは珍しい」と話した。今回はサルが威嚇するなどして市民らに危害を加えることはなかったが、「発情期はオスが攻撃的になる。目を合わせたり、写真を撮ったりするのは危険で、なるべく近づかない方がいい」と指摘した。【土田暁彦】

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