不正融資

スルガ銀、背水の陣 預金流出、再建へ大なた

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 スルガ銀行が2018年9月中間連結決算で多額の赤字を計上するのは、不正融資問題のうみを一気に出し切り、経営再建を早く軌道に乗せる狙いがある。岡野光喜前会長ら旧経営陣の提訴に踏み切るのも、創業家による支配からの決別を目指すためとみられる。しかし、不正融資問題を受けてスルガ銀の信用は失墜し、既に預金流出が相次ぐなど、再建の道のりは険しい。

 関係者によると、不正融資問題の発覚後、スルガ銀の顧客が静岡県内の他行に預金を移すなど、取引銀行を変更するケースが続出しているという。スルガ銀幹部は「預金残高が1兆円以上は減っている」と明かし、「シェアハウス向けの融資は不良債権化している。赤字に一時転落したとしても、早く処理して経営再建に集中し、社会の信頼を回復したい」と語った。

この記事は有料記事です。

残り447文字(全文782文字)

あわせて読みたい

注目の特集