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米国

乱射容疑者、拳銃は合法的に入手

銃乱射事件の現場近くで抱き合って慰め合う人々=米カリフォルニア州サウザンドオークスで2018年11月8日、AP

 【サウザンドオークス(米西部カリフォルニア州)長野宏美】米ロサンゼルス近郊サウザンドオークスのバーで起きた銃乱射事件で、地元警察は8日、容疑者の男が使用した拳銃に、通常より多く弾丸を込められる弾倉が装着されていたと明らかにした。殺傷力を高める狙いがあったとみられる。拳銃は合法的に入手したという。

 事件は7日深夜に発生し、警官1人を含む12人が死亡した。バーでは当時、大学生向けのカントリー音楽のイベントが開かれており、150人以上でにぎわっていた。犠牲者の多くは若者とみられる。

 男は元海兵隊員のイアン・ロング容疑者(28)で、現場で自殺したとみられる。米国防総省によると、ロング容疑者は機関銃手で、2008~13年に海兵隊に所属し、10年11月~11年6月にはアフガニスタンに派兵され、名誉除隊したという。

 地元警察は記者会見で、従軍経験から心的外傷後ストレス障害(PTSD)を抱えていた可能性があることを明らかにした。動機は捜査中だが、今年4月に感情の抑制ができなくなるトラブルがあり、通報を受けた警察が自宅に駆けつけたことがあったという。

 米国では乱射事件が後を絶たず、中間選挙では銃規制も争点になっていた。事件を受けてトランプ大統領は8日、ツイッターで「警官が偉大な勇気を見せた」とたたえ、警察への感謝や遺族を追悼するコメントを投稿したが、銃規制については触れなかった。

 現場はロサンゼルス中心部から西に約70キロで、周辺には多くの大学がある。人口は約13万人で、米メディアによると、犯罪件数が少なく「全米で最も安全な都市の一つ」だという。

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