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公開中止

「MMRワクチン接種で自閉症」連想…米の映画

 はしか、おたふく風邪、風疹を予防する新3種混合(MMR)ワクチンの接種と自閉症の因果関係を問う米国の映画「MMRワクチン告発」(原題Vaxxed)について、映画配給会社「ユナイテッドピープル」(福岡市)は7日、今月予定していた国内の公開を中止すると発表した。「監督の主張は成り立たず、公開は適切ではないと判断した」と説明している。

 同社のホームページによると、映画は英国の元医師、アンドリュー・ウェイクフィールド氏が監督を務めた。MMRワクチンの影響を連想させる形で、日本で自閉症の診断数が増加している様子を紹介するシーンがある。

 一方、日本で同ワクチンが定期接種に使われていたのは1993年4月までの約4年半の間に限られる。同社がこの点を監督に尋ねると「94年の法改正ではしかと風疹の同時接種が推奨されるようになり、自閉症の増加時期は両ワクチンの接種増加と比例している」と主張した。ところが、実際は両ワクチンは一定以上の間隔を置いて単独接種することが推奨されていたことが判明。監督の主張は成立しないと判断したという。

 毎日新聞は同社に取材を申し入れたが、8日夕方までに回答はなかった。ワクチン問題に詳しいナビタスクリニック立川の久住英二医師は「MMRワクチンははしかや風疹などの予防効果があり、十分に安全だというのが一般的な見解だ。作品の指摘には根拠がなく、公開中止という決断に敬意を表したい」と話す。【大久保昂】

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